リトアニアの有名NBA選手まとめ

バスケ大国リトアニア

リトアニアの国技といえばバスケットボール。男性の平均身長が177cm、女性の平均身長が167cmほどでその長身を生かしてヨーロッパでも強豪国に挙げられています。

過去には欧州選手権で3度の優勝を誇り、オリンピックでは3度の銅メダルの獲得実績もあるリトアニア。実は1991年の独立直前にあたる1988年ソウルオリンピックで金メダルを獲得したソ連の中心選手はリトアニア人選手で1991年の独立後はリトアニア代表としてプレーしたというエピソードもあるほどです。

そんなリトアニアの有名選手の中にはNBAにも名前を刻んでいる人もいます。今回は新旧各年代のレジェンドをご紹介していきます。NBAで永久欠番になっている選手もいるんです。ぜひチェックしてみてください。

 

「フランク・ルービン」Frank Lubin

アメリカ人としてオリンピックで金メダル獲得経験もありましたが、リトアニアに帰化してバスケ発展に大きく貢献。リトアニアバスケの起源的な存在。

「シャルーナス・マルチュリョニス」Šarūnas Marčiulionis

ソ連時代のオリンピック金メダル獲得の中心人物。独立後はリトアニア人としてNBAへ渡り活躍。ロックバンドのグレイトフル・デッドと親交があったため独立直後で資金不足のリトアニアを財政的にも救った英雄。2014年にバスケットボール殿堂入り。

リトアニアを知らないのにマルチュリョニス選手を知っているならかなりのバスケマニア。さて、この辺りからは知っている人も多いはず。 

「アルヴィーダス・サボニス」Arvydas Sabonis

マルチュリョニスと共に金メダル獲得に貢献。独立後はNBAトレイル・ブレイザーズの221cm126kgの大型センターとして90年代に活躍。背番号11とともに多くのリトアニア人が憧れるレジェンド。2011年バスケットボール殿堂入り。

 

 

「ジードルーナス・イルガウスカス」Žydrūnas Ilgauskas

2000年代にクリーブランド・キャバリアーズのセンターとして活躍。サボニスに憧れて付けた背番号11は引退後に永久欠番となった。高いシュート技術を活かしたスタイルで活躍。

 

 

「シャルーナス・ヤシケヴィチュス」Šarūnas Jasikevičius

2000年代に欧州各国の強豪チームやNBA(インディアナ・ペーサーズ)でポイントガードとしての出場経験を持つ。その多彩なキャリアを活かしてリトアニア代表の監督やリトアニア国内リーグのヘッドコーチを務める。

 

 

「ポーリス・ヤンクーナス」Paulius Jankūnas

リトアニア国内リーグの強豪ジャルギリス・カウナスで長く活躍するベテラン選手。チームと個人を含めとにかく多くのタイトルを獲得。U-21時代の2005年にはW杯優勝も経験し豊富なキャリアでチームの精神的支柱。

 

 

「ヨナス・ヴァランチューナス」Jonas Valančiūnas

2011年にNBA入り。トロント・ラプターズ、メンフィス・グリズリーズを経てニューオーリンズ・ペリカンズに所属。シュートの技術も高いセンターとして後述のドマンタス・サボニスと共にリトアニア代表の二本柱。

 

 

「ドマンタス・サボニス」Domantas Sabonis

2016年にNBA入り。父は同じくNBAで活躍した前述のアルヴィーダス・サボニス。現在インディアナ・ペーサーズを経てサクラメント・キングス所属。父と同じ11番を背負ってプレーしていたがキングスでは永久欠番のため10番でプレー。父が活躍していた頃に生まれ、幼い頃から最高峰のプレーを目の当たりにしてきた。リトアニア新世代のホープ。

 

さて、皆さんは何人ご存知だったでしょうか?4人以上知っていたらかなりのバスケフリークでしょう。全部知ってたら、、、きっとリトアニア人でしょう。最後にリトアニア代表の成績がこちら。

 

 

男子バスケットボール「リトアニア代表」の成績

 
オリンピック(1991年独立後)
  • 銅メダル 3回(1992 / 1996 / 2000年)
  • 4位 2回(2004 / 2008年)

     

    FIBAワールドカップ(1991年独立後)

    • 銅メダル 1回(2010年)

     

    欧州選手権(1991年独立後)

    • 金メダル 1回(2003年)
    • 銀メダル 3回(1995 / 2013 / 2015年)
    • 銅メダル 1回(2007年)

     

    FIBA世界ランク

    1. アメリカ
    2. スペイン
    3. ドイツ
    4. オーストラリア
    5. セルビア
    6. カナダ
    7. アルゼンチン
    8. ラトビア
    9. フランス
    10. リトアニア
      ~~~

    26. 日本

    (2024年2月現在) 

     

    いかがでしたでしょうか?直近では2021年の東京オリンピック出場をかけた最終予選の最終節で敗れて出場を逃したり、2023年バスケW杯ではアメリカを破る大金星を挙げながら決勝トーナメントで敗退したりと苦しい戦いが続くリトアニア。

    2024年の夏に開催されるパリ五輪に向けてバスケ大国として意地を見せて欲しいところです。

     

    2024年2月15日

    by hshmtyshk