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諸聖人の日(オールセインツ・デイ)の迷信

日本のお盆に近い「諸聖人の日」



諸聖人の日(オールセインツ・デイ)である11月1日はリトアニアのカレンダーでも不思議な迷信に包まれる24時間です。この世を去った家族や友人を訪れるためお墓参りをする人々の列が昼夜を問わず続きます。リトアニア中の墓地でロウソクの灯がおぼろげにゆらめくこの日は、追悼、親交、心を映す日だと言えるでしょう。

それはまた冬の訪れを知らせる日でもあります。冷たく張り詰めた空気を吹き抜ける風が音を立てて舞わせる雪。この奇妙な夜が運ぶ雪は私たちを墓地から墓地へと導いていくのです。

諸聖人の日は親戚や遠くへ越した仲間が地元へ集まる集いの日でもあります。ロウソクの火を灯し、祈りを捧げ、雪の中を歩いて墓地を巡った後は紅茶とおしゃべりの時間です。

魂を迎え入れる古い慣習


リトアニアでの諸聖人の日はむしろ手の込んだイベントの一日とも言える国の祝日です。リトアニアに古くから伝わる伝統としてペイガン(キリスト教布教以前に主流だった自然崇拝などの信仰)の頃から生まれ、時を経て特別な儀式とともに数日から実に数週に渡って祝われるようにまでなりました。

1900年代にはすでにこの日は教会や墓地に魂が降り立つと信じられていて、中には墓の前で宴を行ったり故人の形見を並べたりする家族もいるほどです。家では食事や飲み物でいっぱいのテーブルに人数分以上の食器がセットされ、降り立つ魂を迎える準備がされています。

豪華な食事で故人の魂を招き入れるのは比較的古い伝統と言えるかもしれません。前日からセットされたテーブルは夕食後もそのまま残され、招かれた魂が一晩中宴を続けられるようにするのです。


リトアニア中が神秘的に輝く日


こうした古くからの慣例は時代とともに消えてしまうようになりましたが、信仰の心は残されています。毎年、諸聖人の日にはリトアニア中の墓地が何千ものロウソクの火で瞬き、神秘的に彩られているのです。


"Hallow"(神聖視する)を用いて「All Hallows' Day」(オールハロウズ・デイ)とも呼ばれ、その前日を指す「Hallows' Eve」「Hallows' Evening」が転じて「Halloween」(ハロウィン)となりました。ハロウィンが10月31日なのも、オバケで街が賑わうのも納得です。


by Map Trotting

Photo credit: fugslidy

引用元: "All Saints’ Day, One of the Most Superstitious Days in Lithuania"

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