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「蛇の女王エグレ」

蛇の女王となった人間の童話



田舎の家畜農家で暮らす末っ子の少女エグレはある日二人の姉と水浴びをしていると服の中に蛇がいるのを見つけました。人間の言葉を話す蛇はエグレが結婚の誓いを立てれば服を返してやろうと言い、裸で帰るわけにはいかないエグレはこれを承諾してしまいました。 3日間が過ぎ数千匹の蛇が花嫁を迎えに来ましたがエグレの家族は羊や牛などの家畜を与えて蛇を騙し続けました。それを見ていたカッコウが欺かれていることを蛇に忠告すると、怒った蛇たちは再び現れエグレを無理やり海の底へ引きずり込み連れ去ってしまいました。 海底で待っていたのは蛇ではなく人間の花婿でした。それは人間の姿をした蛇の王ジルヴィナスで海底の宮殿で三人の息子と一人の娘を授かり幸せに暮らしました。ある日、子供達に故郷の話を聞かれたエグレは家族が恋しくなり子供らと一緒に里帰りを申し出ますがジルヴィナスはこれを拒みました。しきりに頼むエグレにジルヴィナスは3つの不可能な条件を提示し、達成できたら行っても良いだろうと言いました。 無限のシルクを巻くこと、鉄の靴を履くこと、器具を使わずにパイを焼くこと。エグレは魔女に頼んで不可能に見えたこれらの条件を成功させ、ジルヴィナスは渋々里帰りを許可することになりました。 長い間会えなかったエグレとの再会を果たしたエグレの家族は、エグレを帰すわけにはいかないとジルヴィナスを殺すことを決意します。エグレに知られないようエグレの父は自らの甥や姪であるエグレの子供達を脅しジルヴィナスを呼び出す呪文を聞き出そうとしました。子供達は父を裏切ることなく固く口を閉ざしたままでしたが怖くなった娘がその呪文を伝えてしまいました。 "Zilvinas, dear Zilvinas,(ジルヴィナス、ジルヴィナス) If alive - may the sea foam milk(生きていれば海にミルクの泡が) If dead - may the sea foam blood…"(死んでいれば海に血の泡が立つ) エグレの12人兄弟はジルヴィナスを呼び出すと大鎌を使って殺してしまいました。夫の死を知らないエグレは宮殿に戻ろうと夫を呼び出す呪文を唱えましたが海に現れたのは血の泡だけでした。夫の死を知ったエグレは父を裏切った自分の子供達と自分自身を木に変えてしまいました。息子達は樫、トネリコ、白樺の木々に、娘はポプラの木に、そしてエグレ自身はトウヒの木へとその姿が変わってしまったのでした。



リトアニアでは「エグレ(Eglė)」は"一般的な女性の名前"と"トウヒの木"それぞれに用いられている名詞なんだそうです。

"Egle the Queen of Serpents"

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